2024/07/22 16:51
焙煎前後に検品(ハンドピック)をするのですが、そこで拾い上げた不良豆。BONUS COFFEE 焙煎所では、この豆も有効活用!そもそも最高級グレードの豆です。海の向こうで一生懸命栽培してくださった方、精製してくれた工場の人々。みなさんに感謝しつつ、このまま捨てるにはもったいない!…とはいえ、不良豆なので。。
どんなに等級の良い豆でも、不良豆は存在します。不良豆は、基本的に輸送中割れてしまっていたり、虫が喰っていたり、形が悪かったり、小さかったり。焙煎後は貝殻豆になってしまったり。と様々です。不良豆にもコーヒーで飲んだときに味に影響のあるものと影響のないものがあるのですが、弊所では基本的にすべて取り除くことを大前提としています。
ではこの不良豆を、ボーナスコーヒーではどうしているのか。
ずばり、手鍋焙煎です。焙煎前の生豆も、焙煎後の豆もまるっと一緒に手鍋焙煎します。そして、しあがった豆を弊所CEO(?)の愛犬、ボーナスくんのおしっこ消臭の粉として使用しているのです。
こんな感じでジャラジャラっと。まるっと焙煎しちゃいます
焙煎途中。生豆がだんだんイエローに。ちゃーんと香りもいい香りがでますよ。
このあたりからメイラード反応からカラメル化へ進行中。手鍋焙煎はいつも屋外でやりますが、この日は風が強く、比較的時間も長めです。
風が強かったので15分以上かかっちゃいました。虫喰豆があるので、念の為いつもフルシティの深めで焼くようにしています。
これをボーナスくんのおしっこシートを処理した袋の中へ。出がらしのコーヒー粉を乾燥させて消臭剤としても活用しています。
ところで、今回比較的うまく焼けたので、ちょっと飲んでみようかと…。どんな味がするのかな?
(あくまで、自己責任です)
これが、おもいのほか美味しい…。。。
深煎りなんで苦みはありますが、甘みもちゃんとあったりして。手鍋で時間がかかったので低温焙煎状態になりましたが、一般的に焙煎時間が長いと甘みがでるという一説も。
ケニア、エチオピア、ルワンダの最高級クラスの豆なので、まずいわけはない…とは自負していますが、まさかこんなに美味しいとは。。。
正直びっくりしてしまいました。
とはいえ、虫喰い豆がお腹に悪さをしないかちょっと怖いですが。今のところとっても健康体です。